今日はいつものスライドではなく、僕が皆さんに知っておいて欲しい内容を書きたいと思います。

※別にスライドがなくなったわけではありません。スライド自体はあと50くらいは手元にあると思います。(2020年11月28日現在)そっちは随時upしていきます。

さて、僕自身は現在、神奈川県で循環器科医として働いています。

このホームページにたどり着いておられる方はお医者さんだったり、看護師さんだったり、学生さんだったり、不動産投資に興味を持ったサラリーマンなどがメインだと思います。

その方達に向けて今日は自分自身が体験した不動産投資に関して説明をしたいと思います。

よく職場で『あ~もしもし、●●先生でいらっしゃいますか??私、株式会社●●の●●と申しますけども、この度先生にですね、節税対策でお話があってお電話させて頂いたんですよ~。』

って感じの電話がかかってきますね。(学生さんであったり、看護師さんはあまりイメージが湧かないかもしれません)そして、よく話を聞くと不動産投資を勧める内容だったりするんですね。

『そんなに儲かる話なら自分で勝っとけやゴルァ(*`・ω・´)』って電話を切っちゃう方、『んーどうなのかな?ちょっと聞いてみようかな??(´∇`)ワクワク』なんて人もいるかもしれません。

んで、それらは実際どうなの?というと、結論から言ってしまうと、『ものによる』が答えだと思いますが、多くは『負債』です。

ん?どういうこと?と思われた方にはもう少しだけ説明。

ここで扱う不動産は安くても1000万~が一般的と思われます。つまり融資(銀行でいうローンや借金)を受けて購入するケースが大部分と思われます。

そして、近年の融資の引き締めから高額の投資用ローンを組むことは難しくなってきています。(つまり不動産投資を行える時点で、医者、看護師は社会的にそれなりに安定した職業と認められているとも言えます)

なので『そんなに儲かる話なら自分で勝っとけやゴルァ(*`・ω・´)』という答えは、そもそも自分で不動産を買いたいけども、投資を勧めている側は実は融資がおりずに買えない可能性があるという点で、半分正解で半分不正解だと言えます。

『じゃあ融資が受けられるなら、やっぱり購入すれば節税になるの?』という話になってきますが、その紹介される物件が果たして良い物件なのかがポイントになります。

不動産投資には利回りという考え方があります。例えば1500万で不動産を購入して、1年間の家賃収入が90万であれば90万÷1500万=0.06 となるので利回り6%といえます。(表面利回り、実質利回りなど詳しい話は省略します)

銀行からのローンの金利が2.3%だとすれば、6%-2.3%=3.7% ですので表面的にはこの物件はプラスで運用できそうですよね。(実際にはそのほかにも費用がかかってきますので、6%ではなかなか難しいとは思います)

『えー借金してる時点でそんなの赤字に決まってるじゃん!!』と思われる方、いると思います。その方は事業や経営、レバレッジという考え方が足りません。(言葉がきつくて申し訳ありません)

そもそも飲食店を始めるにも、会社を興すにも、はたまた国の事業ですら、借金は事業のスタートです。お金を持っている個人や銀行に、『事業を始めたい。収入はこれくらいを予想している。だから回転資金としていくら融資してほしい、その時、金利は●%でお願いね、返済は●●年ね』と定めます。

そして融資してもらった資金をもとに、利益を得ることで、ローンを返済し、手元にも一定の収入を残すという形で経済は回っています。

注:どんな不動産であれば購入したらよいのか、購入したらその後はどうするのか、などはこちらを参考にしてください。

知らなければ損する不動産投資の仕組み(検討すべき投資用不動産について) | 医師の循環器疾患・不動産投資まとめサイト (iryoumatome.com)

今回の『医者に不動産投資を勧める電話がくる理由』では不動産投資を通じて僕自身の身の回りの方に不動産投資でチャンスを逃したり、逆に失敗してもらうことがないように書かせていただきました。

じゃあ何もせずに現金が一番だね、という考えもあると思います。

ご存じかはわかりませんが、2020年1月から年収850万を超える個人の所得は増税となっており、社会の高齢化に伴い高所得者の増税は今後さらに上昇していくものと思われます。

つまり医者だから経済的に安定とか、作業員だから給料が少ないという構造はどんどん失われ、取れるところからしっかり税収し、取れないところは今以上には課さないスタイルに変化し、職業間の収入の差がなくなっていくと思われます。(むしろ、ないものは出せないと言ったほうが良いのかもしれません)

僕の周りにも医師の友人や看護師さん、放射線、MEさんなど多くの友人がいます。医療関係者はその性質上、経営や経済などの知識を得る機会が少ないと思いますが、資格職業であるため、上記のように融資を獲得しやすいというメリットもあります。(借金をもとに資産を拡大しやすいと世間では考えられる人たちに該当します)

こういったお金の話はなかなか職場ではしづらいですよね。

今日、この話をしたのは、まずは僕の周りの方がこの記事を読んで、興味を持っていただきたかったこと。

さらには人口が減少し、経済が縮小していくとされる中で、自分自身や家族、友人を経済的に助けるきっかけになってくれればと思いました。

以上、参考になればうれしいです。今日もありがとうございました!

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