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今日はよくある、朝ごはんは食べるべき?食べないべき?論争に対する一つの答えを紹介したいと思います。
海外から面白い論文が出ていたので紹介します。
タイトルは「Breakfast skipping and the risk of type 2 diabetes: a meta-analysis of observational studies」
日本語に訳すと「朝食のスキップと2型糖尿病のリスク:観察研究のメタアナリシス」になります。
なお今回の内容はあくまでこの結果を推奨するというものではないので、最終的な判断はご自身でお願いします。
では解説に移ります。
朝食を抜くと2型糖尿病になる?
朝食のスキップは2型糖尿病に関連していると報告されていますが、これまであまりはっきりとはわかっていませんでした。
今回の実験は、朝食のスキップと2型糖尿病発症のリスクに関して過去の研究を集約したものとなります。
芸能人でも1日1食、スポーツ選手も朝は食べないって人いるよね。
研究の対象者たち
この研究では1998年~2013年の日本を含む全世界約10万名を対象にしています。
糖尿病の発症と朝ごはん摂取の有無について約6~18年ほど追跡し、因果関係に関して調査しています。
対象となっている国は、アメリカ、中国、日本、ロシアです。
男性と女性のどちらもを対象としています。
どうして朝起きてすぐが良いのか?
ヒトは本来、朝起きて夜寝るという性質を持っています。
これをサーカディアンリズム(概日リズム)といいます。
このサーカディアンリズムが乱れると体内時計が夜型になり、心臓病や糖尿病、がんといった疾患にかかりやすくなるとされています。(概日リズム異常と代謝性疾患 (jst.go.jp))
また糖尿病対策として重要なことの一つに、高血糖状態を避けることが挙げられます。
朝起きると成長ホルモンが分泌され、自然に血糖値は上昇します。
そのタイミングで食事をとることで、インスリンが分泌され、血糖値が抑えられます。
朝、血糖が自然に上昇した状態で食事をとらないと、(活動と共に徐々に下がってはいくものの)血糖自体は高い状態で維持され、それが糖尿病発症のリスクになるつながると言われています。
肝心の研究結果は?
さて、肝心の研究結果ですが、朝食を抜く人は、朝食を抜かない人と比較して1.15倍糖尿病になりやすいという結果になっていました。
糖尿病に1.15倍なりやすいという点を、高い(or 低い)と考えるかは個人で分かれるとして、10万人のデータから発症に差が出ているというのは興味深いです。
結果に関する注意点
さて、この結果をそのまま受け取ってよいかというと、いくつか注意点が存在します。
1つ目に、この研究は年齢、性別、運動、アルコール、BMIなど、結果に関わってきそうな要素を適切に調整してありますが、考えられ得るその他の要素の一部を完全には取り除けていない可能性があります。
2つ目はデータの大部分がアメリカ、中国、日本の参加者によって取得されているという点です。
3つ目は医学は日々進歩するという点です。今後規模が大きい実験によって研究が進み、今回の結果は変更となる可能性があります。
まとめ
賛否両論あると思われますが、今回の結果を受けた意見として、糖尿病の発症の予防には朝ごはんを食べたほうが良いか?に対する回答としては食べたほうが良いとなります。
またいつ食べたほうが良いか?に関しては起床後1時間以内が望ましいと考えられます。
「朝はぎりぎりまで寝ていたい」「朝ごはんを食べている暇がない」という方、「出勤途中に食べればよい」という方、10年先、20年先を見越して起きたらすぐに食事をとる習慣を始めてみるのはどうでしょうか?
1,朝食は食べたほうが良い
2,朝食は起きて1時間以内に食べたほうが良い
3,朝食を食べない人は食べる人に比べて1.15倍糖尿病になりやすい
以上、参考になればうれしいです。
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