こんにちは!
前回は会社を設立する具体的なステップを説明したと思います。(株式会社設立時に必要なもの・準備するもの | 医師の循環器疾患・不動産投資まとめサイト)
本日は会社を設立した後に、実際にお金の出入りを管理する法人口座の開設に関して説明したいと思います。
まず最初に、会社を経営しているからといって、必ずしも法人口座が必要だというわけではありません。
取引の際にきちんと入出金が行われておればよいので、代表の個人口座名義でも実は特に問題はありません。
ではなぜ法人口座を設立するのか?というと税理士さんが管理しやすいという点にあると思います。
例えば交際費が発生した際、これは個人分なの?法人なの?どっちで使ってるつもり?というのが、法人口座と個人口座を分けていることでより明確になります。
実際に僕の会社の顧問税理士さんは、契約時点で法人口座の開設が必須であると説明されました。
仮に後々、税務調査の対象となった際も説明がしやすいのだそうです。
では法人口座開設までに具体的に何を準備したらよいのでしょうか。
まとめましたので参考にして頂ければと思います。
・法人の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
・法人の印鑑証明書(3か月以内)
・法人の銀行印
・代表者の実印
・代表者の印鑑証明書
・代表者の身分証明書(パスポートコピー、運転免許証コピー、住民票コピー、マイナンバーコピーなど)
・業務内容確認資料または事業計画書
余談ですが、会社設立初期にいきなりメガバンクや地方銀行に口座開設に訪ねても、最近は断られてしまうことが多いです。
これはある組織の事件で法人口座が乱用されたこと、振り込み詐欺の温床になっていることが最近明らかになってきているためと言われています。
僕も会社設立約5か月後に横浜銀行と東日本銀行を訪問しましたが、どちらも開設不可でした。
ちなみにメガバンクである三井住友銀行とみずほ銀行は可でした。
三井住友銀行はもともと個人口座を持っていたのも影響しているかもしれません。
一方でみずほ銀行は個人口座も所有していませんでした。
(ただしみずほ銀行は口座維持費が高いのでお勧めしません)
個人的におススメはペイペイ銀行(旧ジャパンネット銀行)、もしくは三井住友銀行です。
今回は初心者にもおススメで開設しやすいペイペイ銀行(旧ジャパンネット銀行)での実例で説明します。
ペイペイ銀行(旧ジャパンネット銀行)のメリットは①携帯電話の引き落とし口座に対応していること(携帯電話料金を経費にしやすい) ②ネットバンクなので維持費不要・振り込み費用が業界最安値 ③会社設立初期でも開設しやすい ④アプリが使いやすく出金・入金まで携帯で完結し、口座自体が管理しやすい などがメリットだと思われます。
次に具体的に説明していきたいと思います。まずは準備するものリストを参考に準備をしてください。
そしてホームページから口座設立の申し込みをします。
すると会社の情報を入力する画面に切り替わりますのでプロフィールを入力してください。
プロフィールを入力して完了すると、口座開設お申込後のお手続きについてのメールが届き、申込時に記載したプロフィールが記載されたPDFがダウンロードできるようになりますので、それを印刷します。
上記までの流れが図になります。
実は以上の手順で口座開設申込書と本人確認資料は作成できています。(図1,2)
問題となるのが3,業務内容確認資料です。(図3)
余談ですが、僕がブログを開設するに至ったは、この「ホームページはお持ちですか?」があったためです。
会社作成直後で、事業としてまだ収入が発生していない状態でしたので、ホームページがあれば口座作成も有利かなぁと思って作成しました。
ホームページの有無はメガバンクでも聞かれますので持っておれば後々便利かもしれません。
3,の業務内容確認資料で提出するもののうち、
A:会社実態の確認資料 は税理士の先生に依頼すれば、法人設立届出書(控)をすぐに頂けると思います。
B:事業内容の確認資料 これが結構面倒です。
法人口座ができなければ会社として意味をなさないことに成りかねませんのでここは頑張る必要があります。
僕の場合は上記ホームページ+事業計画書をネットや本を見ながら見よう見まねで作成して印刷して提出しました。(事業計画書は例としておいておきますので良ければダウンロードしてください。)
創業の目的・動機:これまでも個人で不動産物件を所有していたが、祖父が亡くなったことをきっかけに不動産の管理が必要となったため、収入の管理およびゆくゆくの相続を見据えて株式会社を設立する運びとなった。
懐かしいですね。笑
そして待つこと約3週間ほどだったでしょうか。
自宅に法人口座のVISAカードが届いて法人口座の開設です。
ちなみにペイペイ銀行口座は振り込みと携帯電話料金の引き落としに今でも利用しています。
(大口の取引は後々の事も考えて三井住友銀行に切り替えました。)
以上、法人口座の開設を実例で説明しました。
参考になればうれしいです。今日もありがとうございました!