みなさんこんにちは!

今日も医師の循環器疾患・不動産投資まとめサイトにお越しいただきありがとうございます。

今日は久しぶりに本業の循環器に関して話したいと思います。

心電図について勉強会をしている最中での一コマです。

A、左軸偏位 B、右軸偏位 C、異常Q波 D、R波増高不良 E、左右電極の付け間違い

A子
ねぇねぇ、これわかります?
わい
肢誘導の電極の付け間違いとかかな?
A子
消去法でEにしたんですけど、どうやって考えてるんですか?(ちなみにEは正解)
わい
基本的に、P波はⅠとⅡは陽性(上向き)って理解してるから、そうじゃないと違和感感じるかな。
A子
なんでⅠとⅡのP波は陽性なんですか?
わい
心臓の興奮は右上から左下に伝わるからやで!
正常洞調律(正常心電図)の項目にもⅠ、ⅡのP波が陽性ってのは入ってるはず。
A子
ふーん。正常心電図の決まりって誰かが決めてるはずですもんね。

上記の会話にあるⅠ、ⅡのP波は正常では陽性(上向き)は知っておくといいと思います。

理由を少しだけ捕捉します。

心臓の電気の伝わりは右上の洞結節から左下の左心室へ伝わります。

Ⅰ誘導とⅡ誘導はそれぞれ右から左、右上から左下の電気の流れを示します。

なので通常の場合であればⅠ誘導、Ⅱ誘導ともに沿って同じ向きの流れ(陽性)となります。

例えばこれが異所性調律となると左心房から電気の流れが発生するので、Ⅰ誘導が陰性となるといった仕組みです。

まとめ

1,通常であればⅠ誘導とⅡ誘導は陽性(上向き)

2,1でなければ左右電極の付け間違いや異所性調律を考慮する

以上、今日は心電図についてでした。

ありがとうございました!

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