みなさんこんにちは!
今日も医師の循環器疾患・不動産投資まとめサイトにお越しいただきありがとうございます。
今日はサラリーマンを辞めたくなったら読む不動産投資の本をまとめましたので、自分の意見・経験と合わせて解説していきたいと思います。
今日の内容はずばり、サラリーマンを退職して専業大家になりたい方、今の状況に満足できず、何か変化が欲しい方に対してお勧めです。
それでは解説に移ります。
はじめに
世間では、サラリーマン=死んだ目をした魚とか、満員電車はとてもじゃないけど自分には無理と、いわゆる社会の奴隷としてサラリーマンをやり玉に挙げる方がいます。
仮にサラリーマンが日本からいなくなり、全員が好き勝手に田舎で自給自足し、自分のためだけに生きていたらどうなるでしょうか。
高齢者は医療費が払えず、多くの人が困ります。
経済は衰退し、人々の心はすさみ治安は悪化してしまうかもしれません。
個人の意見としては、サラリーマンは揶揄されるべき存在ではないと考えています。
サラリーマンは日本の社会や税制を支えているとても大事な存在です。
ただそうはいっても、サラリーマンも人付き合いで苦労することもあるでしょうし、もっと豊かになりたい、お金が欲しいと思うのは仕方のないことだと思います。
この本と書評を通して1人でも多くの方が幸せになってもらえればと思います。
注:これは本に記載されていない、個人的な意見です。
第一章:不動産投資こそがストレス地獄のサラリーマンを救う最強のソリューションである
第一章では主にサラリーマンとしてのストレスに関して解説しています。
具体的に言えば健康、リストラ、希望する業務とやっていることのギャップなどが該当します。
そのような中でアーリーリタイアして、好きな仕事をやりたい!と思われる方も少なくないかもしれません。
ところが、現在の融資状況では不動産購入に当たり2~3割の自己資金を求められます。
3000万のアパートであれば600万~900万程度になります。
不動産投資を行う際に、「手持ち資金を使い果たす恐怖に耐えられるか」と説いています。
冷たいかもしれませんが、嘆いても仕方ありません。
そのような方はまずは戸建て、中古区分マンションなど小さな額から始めてみることをお勧めします。
第二章:本当は怖くない不動産投資
この章では‘‘不動産投資の闇‘‘を知ることでリスクを回避することができると記載されています。
有名なところで行くと、やり口1、書類を偽造する、やり口2、通帳を偽造する、、など。
投資の‘‘闇‘‘として代表的なやり口を8種類紹介してくださっています。
具体的な‘‘闇‘‘に関して手に取って読まれることをお勧めします。
また、供給過多には注意する必要があるとも筆者は述べています。
特に東京23区内では中心地となると土地の確保は難しく、ある程度人口が存在し、かつ空いている土地は一挙に不動産投資が過熱する地域があるので注意が必要です。
現地を下見するときは、周囲の建物の築年数が似ていないか、半径1㎞程度は確認するのがお勧め。
似ているようであれば、そのエリアは今後一帯が売地になる可能性が高く、競争が激しくなることが予想される。
築年数もばらばら、住んでいる層もお年寄りからファミリーまでばらばらっていうエリアを見つけたいよね。
また最近はフルローンや長期間の融資を目的に新築物件を検討される方も少なくありません。
新築アパートの利益には4つの壁が存在し、その壁を乗り越えなければ利益は出ないと書かれています。
こちらに関してはネタバレになりますので、ご自身で読んでみて頂きたいと思います。
さらに、不動産の闇を切り抜けるポイントとして8つのチェックリストが書かれています。
①サブリースかどうか、②キャッシュフローがプラスか、③、、以下続く。
8つのポイントで購入を判断し、合わないと思ったら手を出さない。
自分の中で線引きをすることで、「取り合えずマイソクを取り寄せ、とりあえず内見」というのを防げます。
サラリーマンは忙しく、時間は有限です。
投資に値しない物件の資料は取り寄せないようにする事、こちらから情報を弾く能力も重要だと思います。
第三章:アーリーリタイアへの近道
この章では不動産投資を行い、アーリーリタイアを目指すためには「どんなことに、何に」留意しなければならないかを「掟」としてまとめています。
掟には金利、属性、不動産仲介との関係、需要と供給のねじれ、初期のゆがみに注目、リスク、未来についてが記載されています。
全部で11の項目からなり、1つ1つ丁寧に解説されています。
中でも安全な借入金の算出方法として次の式を提唱しています。
安全な借入額(万円)=(100-0.0035×物件価格(万円))(%)×物件価格(万円)
例、物件価格5000万の場合
安全な借入額=(100-0.0035×5000)× 5000 = 4125(万円)
そして筆者は現在最もストレスフリーな投資先として、東京の中古区分マンションを挙げています。
この章の面白いポイントは、このような物件に投資しない!という目線で展開し、中古区分にたどりついている点です。
例をあげると、①新築はキャッシュフローが確保できないから投資しない、②1棟ものは初期費用やリスクから最初には投資しない、③、、と投資しないに値する物件を先に除外しています。
書かれている内容はこれまでの本と大きく違いはないのかもしれませんが、視点がずらしてあり飽きません。
第四章:サラリーマンが不動産投資を始めるためにクリアすべき課題と対処法
この章では不動産投資をいざ始めようとした際の クリアすべき課題と対処法 について書かれています。
特に初心者の方は、購入後の管理はどのようにしたら良いのだろう?管理費用はいくらかかるのだろう?と不安になると思います。
そして、場合によっては「リスクが高いからやっぱりやーめた!」となってしまう方も少なくないと思います。
確かに不動産投資は金額が大きいです。
しかしそれだけに参入障壁もあり、知り合いがやっている地方にはまだまだ高利回り物件が存在しているように思います。
また、この章の面白いエピソードとして、過去に1年に1度あるかないかの物件が出たので買い主に紹介したところ、「今からは時間が遅くて」との返答があったので「では、朝4時半の電車ならいけますか」と尋ねたとありました。
朝4時半?パワハラか?と思われる方も少なくないと思います。
これが仮に目の前に1000万の現金が落ちているから朝の4時半に電車に乗って取りに行けますか?となればどうでしょう。
皆さん必ず起きて、何なら電話を受けたその足で向かうと思います。
「できない」と「面倒くさい」を一緒にしない。
仕事や家事、その他あらゆることに当てはまる様に思います。
第五章:サラリーマンをリタイアしストレスフリーを実現する
この章ではリタイアに向けた固定の削減、お金の整理について書かれています。
このあたりの内容は僕自身のブログでも一度取り扱ったことがありますので、参考にして頂けるとありがたいです。(『不動産投資!』その前に固定費の削減を! (iryoumatome.com))
自分で決める醍醐味を味わうとして、リタイア後の様々な生活が紹介されています。
「温泉巡りをしてみたい」、「毎日、釣りをして過ごしたい」、「豪華客船で世界1周をしてみたい」など。
Fireして、料金の高い連休を避け、平日日中に行えば、案外と「夢」と感じていることは遠くはないのかもしれません。
まとめ
サラリーマンを辞めたくなったら読む不動産投資の本は、最近はやりの不動産投資×FIREを目的とした内容になっています。
時々、中古ですがワンルームマンションを推す内容が出てきます。
本心なのか、ポジショントークなのか、両方か。(個人的にはワンルームはあまりお勧めはしません。)
いずれにしても内容は飽きが来ませんし、視点がずらしてあり面白いように感じます。
以上をふまえた感想です。
初心者→プロ(★★★★☆)
わかりやすさ (★★★★☆)
実践向き (★★★★☆)
再現性 (★★★★☆)
おすすめ度 (★★★★☆)
平均得点 4.0/5.0点
不動産投資の説明をしつつ、リタイア後にも思いをはせるといった感じでしょうか。
ぜひ一度、御覧になって頂く事をお勧めします。
以上、参考になればうれしいです。
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今日もありがとうございました!