みなさんこんにちは!
今日も医師の循環器疾患・不動産投資まとめサイトにお越しいただきありがとうございます。
今日は先日公庫に融資の相談に行ったので、面談までに必要であった書類、面談で打診された金利、期間などをまとめたいと思います。
今後公庫で融資を依頼する方の参考になれば幸いです。
融資の申し込み
まずは申し込みまでをざっくりと解説します。「公庫 融資」で検索してください。
「融資制度一覧から探す」から「お手続きの流れ」を選択します。
僕の場合は法人を所有しておりましたが、創業1年目なので「女性、若者/シニア起業家支援資金」を選択しました。
次に「お手続きの流れ」から「個人企業・小規模企業の方」を選択します。
そして「24時間365日受付中インターネット申し込み」を選択します。
必要な書類を作成
申し込みの後に提出する書類を作成します。
法人の場合、個人の場合とそれぞれ比較してみましたがどちらも求められる書類は同じようです。
提出する書類の中で注意すべきは企業概要書になります。
自身の経歴、なぜ不動産賃貸業を行っているかなどを丁寧に記載する必要があります。
よく言う、不動産投資を匂わせるものはダメ、というのがこちらに当たります。
「キャッシュフローを得たい」なんて正直に書いてはダメ、一方でうそを書くのは良くない(住んでもない地域を活性化したいなど)です。
ダウンロードは公庫のものと同じものを載せてありますので参考にしてください。
面談日程の調整
書類提出が終わると、後日公庫から電話がかかってきます。
そこで、実際の面談日を決めます。
翌々日の木曜日に来店するように求められ、急すぎるので難しいと説明したところ、1週間後の火曜日となりました。
ちなみに電話の際に、上記の書類に加え、面談日までに下記の書類をさらに準備するように指示されます。
書類がそろっていないと心象が悪くなります。
専業大家さんでない場合は時間が取れませんので、事前に準備しておく必要があります。
・最近の試算表(創業から現在までの収入・支出のわかるもの)
・預金通帳(法人であれば法人。代表者個人名義分を含む)
・借入金のある場合は支払い明細表などがわかるもの(住宅ローン・車ローンなど)
・固定資産税納税通知書課税明細(または固定資産税課税証明書)および固定資産税の領収書
・運転免許証
・勤務先からの収入がわかるもの(源泉徴収票・給与明細など)
少なくとも1つ共同担保にできる物件がない場合はそもそも審査を受け付けていないとのことでした。(横浜支店)
面談当日の流れ
14時に面談に伺いました。
その後は一般的な応接室に通され、面談が開始となります。
なぜ不動産に携わっているかを再度、教えて頂いても良いですか。
所有している物件の確認は事業計画書に書いていただいた通りで間違いはないですか。
→固定資産納税通知書課税明細を求められる。
固定資産納税通知書課税明細は準備が追い付きませんでした。(事実)
(※そもそも面談まで1週間しか猶予がなく、物件自体は関西に保有しているため。)
固定資産税納税証明書は手元にあります。
間取りと平米でおおよその金額はわかるので結構です。
次に会社の資産表と法人口座の取引明細、ご自身の給与明細、ご自身のお口座の取引明細を見せて頂いてもよろしいですか。
(このあたりから対応がおかしくなっていく)
期間10年でキャッシュフローが出てないと事業として認められないんで、おそらく10年の融資で回る物件なんてここ最近ないんじゃないですか?
あとね、そもそも不動産賃貸業には融資はしていない。
賃貸業と言ってこられるけど、これは投資なんですよ。
我々はコロナでお店が困っているとか、社会のために新しく起業したいという方に対して融資をしています。
事業性のないものには融資は出さないんですよ。
確かに1人社長ですけど、現時点でも月々30万程度のキャッシュフローで回っています。
そもそも事業性がないとおっしゃるなら、その他おおぜいの不動産賃貸業も事業性はないですよね。
投資に感じるかもしれませんが、きちんと会社を設立しています。
滞りなく返済してもらえる見込みが高いところに融資するというのが定石ではないのでしょうか。
もう1件、江東区、利回り17%の物件を見せ、ならばこれではどうですか?
都内で担保価値もあると思いますが。
こんなの担保価値ゼロですね。ゼロ。
そして利回り幾つと言われても、我々はあくまで現状で見るんで、これだと利回り3%程度になりますね。
では事業性として収益が出るとなると、頭金をある程度入れれば10年でも回る計算になりますね?
お見せしていませんけど、他に有価証券があるんで、それを売却して頭金に入れると言えば稟議に回して頂けますか?
頭金いくら入れればいいんですか?
実はね、本来、不動産賃貸業は面談すらせずにお断りしてるんですよ。
でも今回は築古と言っても全面フルリフォームでほぼ新築に近いという条件と、年齢、属性を考慮してお会いさせて頂いています。
そうですね。1700万頭金入れてもらえれば稟議の方には回せるかもしれませんね。
それでも難しいと思いますけど。
頭金6割ってどこの銀行も聞いた事ねーよ。
さすがに1700万頭金で出すのは厳しいかもしれませんね。(泣)
それとも依頼者から取り下げという形もできますけど。
取り下げして頂いた場合は頂いた資料はそのままお返しできますが、稟議に回った場合はいったん資料を預からせて頂いて、改めて結果をお伝えするという形になります。
ところで審査が順調に進んだ場合、金利はどれくらいになるんですか?
期間も内容によっては20年まで対応してます。
(※ 女性、若者/シニア起業家支援資金の場合)
以上が面談の流れでした。
事業性を前面に出したうえで、築浅物件に対して融資の審査を頂くのが、公庫の戦略としては優れているのかもしれません。
金利と期間について
最後に、日本政策金融公庫で不動産融資を受けた場合の金利と期間についてまとめておきます。
一般貸し付け
▶基準金利:2.16%
▶設備資金:10年以内、運転資金:7年以内
女性、若者/シニア起業家支援資金
▶基準金利:1.30%
▶設備資金:20年以内、運転資金:7年以内
※共同担保の提出、代表者の属性などにより0.9%~1.9%程度まで変動
まとめ
・そもそも不動産賃貸業に対しては融資が難しい
・期間は個人であれば10年、法人の場合は20年の可能性もある
・個人の属性とは切り離したうえで、事業として判断するので、計算上、キャッシュフローがプラスとなる分まで頭金を入れる必要がある
以上、参考になればうれしいです。
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今日もありがとうございました!