みなさんこんにちは!
今日も医師の循環器疾患・不動産投資まとめサイトにお越しいただきありがとうございます。
今日は勉強会で話題になった軸偏位について説明します。
いつもの勉強会の一コマです。
これは結構簡単かも。逆にわからないとわかってないことの証明になるで(笑)
心電図でⅠは右から左、Ⅱは右から下、Ⅲは左から下の流れだったのは覚えてる?
絵でいうところの赤がⅠ、黄色がⅡ、緑がⅢでしたよね。
結論をざっくり言えば、
正軸:Ⅰ⊕、aVF⊕
右軸:Ⅰ⊖、aVF⊕
左軸:Ⅰ⊕、aVF⊖ やな。以上!
Ⅰはざっくり上向き1に対して下向きが3くらいだから、下が大きいから⊖。
そうなるとⅠは⊖、aVFは上向きが大きいから⊕で、右軸偏位。
今回みたいにⅠが⊖ってことは心臓の電気が左から右に流れてるってことなんよ。
本来心臓の電気は右上から左下に流れるから、左から右に流れてるってことは心臓が相当上下に引き延ばされてないと起きないというか。
自然な電気の流れに反してるんよね。
レントゲンでいう滴状心も関係してるかもしれませんね。
あとは軸が偏位してる理由が大事になってくるけど、まぁそれはまたということで。。
今日の勉強会はとこんな感じの内容でした。(ちなみにA子は同僚の内科の先生です。)
非専門医だと心電図の理解には個人で差があるんだなぁと感じたのと、他の人に説明するって自分がほんとにわかってないと難しいなと思ったりでした。
一方で心電図検定受かったよー✨と言ってくれる看護師さんもいるので、学び続けることはやっぱり大事だなぁと思ったり。
まとめです。
1,軸偏位を聞かれたらⅠとaVFに注目する
2,原則として 正軸:Ⅰ⊕、aVF⊕ 右軸:Ⅰ⊖、aVF⊕ 左軸:Ⅰ⊕、aVF⊖
3,(余裕があれば)軸偏位の原因を考える
以上、参考になればうれしいです。
今日もありがとうございました!